現在ワクチンを最も多く確保した米国、カナダ、英国が初めに集団免疫を獲得するとみられています。
それでは日本における集団免疫が完了する時期はいつになるのでしょうか?
以下の画像はワクチン接種による集団免疫獲得までの予測期間を表したものです。
ワクチン接種による集団免疫の獲得まで(2020年12月から数えて)必要な月数はおおよそ算出されています。
現在の供給契約に基づき、自国産のワクチンが優先して供給されると想定しています。
スイス政府は19日、医薬品承認機関Swissmedicは日本に流通されるものと同様の米ファイザー・独ビオンテック社のコロナワクチン使用を承認したと発表した。
ただ、優先されるのは高齢者施設の入居者などで、国民全体にすぐワクチンが行き渡るわけではないようです。
スイス政府は、2021年夏までに国民の4分の3が接種し終わると予測しています。
上記のように日本もおおよそスイスと同時期と想定されています。
2020年12月から16カ月後ということなので、最終的な集団免疫が完了する日程は2022年の春に想定されます。
●それではオリンピックはどうなってしまうのか?
新型コロナウイルスの影響によって開催への懐疑論が出ている東京五輪・パラリンピックで、出場選手や関係者に訪日前のワクチン接種を推奨するようです。
ただし、こちらの接種に関しては義務化せず、医療従事者や社会的弱者が優先するそうです。
また、五輪の開催地として日本に優先的なワクチン摂取も考えているようです。
IOCは五輪に参加する206カ国・地域の接種状況を把握するため、各国内オリンピック委員会に2月上旬ごろには表明を求めています。
既に多くの国の政府が前向きな決定を下しているところまで来ているようです。
●他国は前向きだが肝心の日本は!?
日本は他の多くの先進国ほど新型コロナの打撃が深刻ではなかったが、このところの感染者急増を受け、政府は外国人の入国を原則禁止し、東京など主要都市に緊急事態宣言を再び発令しています。
最近の世論調査では、選手団の入国による感染拡大への懸念などから、国民の約8割が今夏の五輪開催を望んでいないようです。
タイムズ紙は、こうした世論を背景に、日本政府は将来的な東京五輪開催の可能性を残した上で、今夏の五輪中止を発表することで面目を保つ道を模索しています。
先の与党幹部は同紙に対し、「誰も言い出したがらないが、実際に開催は極めて困難という結論は出ている」とし、「個人的には開催されると思わない」と語っているようです。
全森会長の一件もある中、今一つオリンピックも開催に進んでいない状況です。
今のよくない流れから日本が非常によくない方向に進まないように切に願うばかりです。
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