日本薬剤師会が感染防止策として、「薬局内における新型コロナウイルス感染症対策チェックシート【第一版】」を作成されました。
その中で重要な項目の一つとして人の手が触れる場所を適切なタイミングと方法で消毒を行なう必要がありますと記載しています。
コロナ消毒を行う上で適切なタイミングとはいつなのでしょうか。また、どのような液剤で消毒すればいいのしょうか。そのためにはまず新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の生存・潜伏期間はどれくらいなのかご説明させていただければと思います。
●もっとも身近でコロナウイルス生存しやすい物質は
新型コロナウイルスが生存しやすい物質としてプラスチック、ステンレスがまず挙げられます。これらの上では最大3日間、コロナウイルスが生存する可能性があり、オフィス、工場、各店舗のドアや待合イス、飛沫が付着する飛沫防止板は、プラスチック製が多く万が一コロナウイルスの陽性反応者が出てしまった場合、一番気をつけなければいけない場所となります。また、飲食店ではステンレス製のものも多く、より注意が必要となります。ウイルスは時間経過するにつれ、量が減っていくと考えられます。 具体的な消毒方法としては、「ドアノブなどよく触る部分やトイレは1日1回以上、0.05-0.1%の次亜塩素酸ナトリウムおよびアルコールで清拭し、消毒を行う」と新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル(厚生労働省)に記載されています。
われわれコロナバスターズは上記の理由により厚労省の指定する方法を遵守してさぎょうを行います。
●新型コロナウイルスの素材別生存期間
空気中 最大3時間 銅 最大4時間 段ボール 最大24時間 プラスチック素材 最大72時間 ステンレス素材 最大48〜72時間 ※実験室内でのデータ ※段ボールは誤差が多い ※生存可能なウイルスの半減期 ステンレス : 約5.6時間 プラスチック : 約6.8時間
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